富士山の斜面に位置する山小屋の大半は夏だけの営業

富士山の山頂へと続く4つの登山道の道中にはたくさんの山小屋が存在しますが、その中の大半は夏場の開山中しか営業していません。ただ、北側の吉田口5合目付近には、一つだけ年間を通じて営業をしている(冬季は週末のみ)山小屋が存在します。そして、この山小屋は秋から冬・春にかけて富士登山に挑戦する人達を大きくアシストしてきました。

 

冬でも5合目までは意外と簡単に登れる富士山

冬の富士登山とは、生死をかけた戦いだと形容されます。確かに6合目付近の森林限界を超えると、頂上まではアイスバーンが続き、万が一滑ったら高い確率で命を落とすので危険です。しかし、森林限界より低い位置に関しては、突風に襲われる事もないほか、滑っても近くに木にひっかかるので滑落死する危険性は特にありません。具体的には富士急行線で富士山駅にアクセスし、十分な準備をすれば、そこから歩いて5合目まで辿り着く事は意外と簡単です。 具体的には、まず雪道を登りやすいように靴底にアイゼンピッカーを装着してください。また、標高が上がるごとに気温が下がっていきますので、寒さ対策をしっかりしてください。特に手足の冷えは大変危険ですので、例えば、手袋は高額でも最高の保温性を誇るものを用意しましょう。また途中で手袋を外すのは避けてください。5合目の山小屋まで到着すれば、室内は暖かいので、山小屋に着いてからは寒さ対策は一切不要です。

 

冬の富士登山の注意点について

富士山は12月になると、寒い日は5合目付近でも気温がマイナス10度を下回ります。十分な装備をせずに5合目まで登ろうとすると、重度の凍傷で指を切断しなければならないような事態も起こりえます。限界を感じた場合は、山小屋まであと500m程度であっても迷わず下山してください。